SSブログ
高学年への話 ブログトップ

文字はなぜ生まれたか [高学年への話]


 こんばんは、トリです。
 先日友人から
 「あなたの教育は革新的で100年くらい早い」
 と言われてしまいました。冗談半分ではありますが。
 しかし私は教育において求めるものが高く、理想を追うタイプだと自覚しているので、
 まさにそうなのかもしれません。

 とはいえ理想を追わなければ現状は変わらないので、
 人間の成熟度合いや現状を踏まえながら、
 子供の一生の幸せを考えていきたいなぁと思いました。
 
 少なくとも私が生きているうちに、自分が接した人々とその周りくらいは、
 笑顔あふれるものにすることが理想ですね。
 最終目標は世界平和です。





 さて今日は小学校高学年のお話として、
 「文字はなぜ生まれたか」を伝えた事があるので、その時のお話を。
 


 普段日本に住んでいたら当たり前のように使う日本語。
 義務教育期間はかならずこの勉強をさせられます。
 

 私が勤めていた塾ではほぼ毎回漢字テストがありました。
 何となくやらなきゃいけないことはわかっていても、
 面倒くさいとか疲れるとか、遊びたい感情に勝つのはなかなか難しい高学年の子供たちに
 こんな話をしてみました。



 「文字がない世界ってどんな世界なんだろうね?
 どんな世界か考えてみよう」

 ここで出てきたのはホワイトボードがなくなる、とか
 テキストや看板が絵だけ、とか
 授業が話だけになる、とかでした。

 「どう考えても不便そうな世界だよね。
 言葉で伝えることはできても、絵だけではどうしても伝わらないこともある。
 それに、家に帰った時に家族が急に出かけていた時とかにすごく焦ると思うよ。」

 「正直な所、毎回のように漢字テストがあって、間違えたらやり直しがあって、
 すっごく面倒で大変な事だと思うよ。
 けれど、文字の勉強をすることは確かに君たちを便利にさせることができる。
 そしてこれから複雑になっていく君たちの気持ちを表したり、
 時に言葉にできない思いを文字で伝えたり、残したりすることができるんだ。
 と、いうわけでやり直しがある子は頑張って。」



 最後は笑顔で伝えてあげました。
 直しをしている横で「頑張れ、頑張れ」って言ってたら
 「うるさいです先生」って言われたのも懐かしい思い出ですね。



 私は子供のころ勉強をしていて、
 これが何の役に立つんだろう、と思ったことが幾度と無くあります。
 そのため今学んでいることが何の役に立つか、ということは話題を変えて
 何度も何度も伝えていました。

 特に漢字というのは積み重ねが最重要なので、
 イヤイヤにならないようとにかく頭を捻りながら、
 毎日漢字に触れるのが自然になるようにするのがなかなか大変でした・・・


 

 最近、情報機器の発達により漢字が書けない子供、若者が増えています。
 私も読めはするけど思い出せない・・・なんてこともあります。
 そのせいかクイズ番組で漢字を書かせる問題とかも増えてきていますので、
 子供と一緒に見るのも楽しいと思いますよ。



 
 それでは今日はこのへんで!
 皆さんおやすみなさい!


 
 よろしければポチっと押していただけると嬉しいです!
 
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
          

 スポンサード リンク
 



   
 

 
nice!(42)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

ゾウの鼻はなぜ長い?(小学校高学年向けのお話③) [高学年への話]


 こんばんは、トリです。
 ようやく牛モモ肉を手に入れローストビーフを作ったんですが、
 ちょっと加熱しすぎたようです・・・もうちょっと中を生っぽくしたかった。
 あと一歩でしたので、今度また挑むことにします。
 お肉が安いときに。





 さて、今日は昨日書く予定だった「ゾウの鼻はなぜ長いか」についてです。
 
 この話を子供にしようとすると、
 キリンの首と同じ理由じゃないの?と言われたりしますが。
 残念実は違うんだよ・・・と言い返せます。

 ゾウの鼻が長い理由はキリンの首より少し複雑な話になってきます。
 高学年でお話してもいいですし、
 砕くこともできるので低学年で話をしてみてもいいですね。
 キリンの時と同じように、ぜひ子供と掛け合いをして、
 保護者の方も楽しめたらいいなと思います。

 



 「ゾウの鼻はなんで長いと思う?」 

 「ゾウはね、身体が大きいから1日に200キロ~300キロ、
 車1台分くらいのご飯を食べなきゃいけないんだ。
 ちなみにいっぱい身体を動かした時はもっと食べなきゃいけない」

 「食べる量を減らしたり、あんまり動かなくていいように鼻を伸ばしていったんだよ」





 この話を知った時も「へぇ」と思ってしまいました。
 ちなみにゾウは身体の重さゆえに動くときのエネルギー量がかなり多く、
 地面に落ちている食べ物をとるために「立つ、しゃがむ」を繰り返すだけでも
 エネルギー不足で死に陥るそうです。

 上記の内容ではだいぶ砕いてお話しましたが、小学校の終わりくらいか、
 中学生にはエネルギーという言葉を加えて話をしてもいいと思います。

 


 ゾウの話は理科の生物や進化の話だけでなく、
 難易度を上げていけば熱量の計算、数学的な要素も含んだ内容です。
 
 中学校3年生で物を動かすときの「仕事」の分野や、
 エネルギーのことについても触れますので、
 その時に改めて話してみても興味が出て面白くなるかもしれませんね。




 
 そういえば話は変わりますが、
 数学でアフリカゾウの体重と先生の体重(希望的観測)を比で求めさせたり、
 比から別の先生の体重を計算させたりしたのも面白かったです。
 勝手に体重を使ってしまったので同僚の先生にはあとで謝っておきました。

 面白そうな話や子供にとって身近な話を取り入れていくと、
 子供は案外楽しんで勉強してくれますよ!



 それでは今日はこのへんで!
 皆さんおやすみなさい!

 
 


 よろしければポチっと押していただけると嬉しいです!
 
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
          

 スポンサード リンク
 



   
 

nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

子供と話をしよう。高学年向け② [高学年への話]

 こんばんは、トリです。
 今日は久々に焼肉を食べました!
 たまに食べるとすごくおいしく感じますよねー。
 どうでもいい話なのですが、私は豚トロをレモン汁で食べるのが大好きです。




 
 さて、今日は子供と話をしよう。高学年向け②ということで、
 前回とはまったくアプローチから学習の基礎へつながるお話を紹介します。
 そして今日は冒頭の話を合わせて食べ物のお話で。



 「みんな昨日は何を食べた?」

 「今挙げてもらった料理に入っているいくつかの野菜のうち、
 昔は冬には食べられなかったものがあるんだ、なんだろう?」

 「なぜ今は夏でも冬でも、変わらずにスーパーで同じ野菜が買えるんだろうね?」
 「そして昔の人は冬の雪深い日とかは何をたべていたんだろう?」



 
 この話をした時、言いたかったんですが、あえて言わなかった言葉がありまして・・・
 「今たくさんの物が食べたれることを感謝しなければいけないよ」
 という言葉です。
 この話ではただ昔はこうだった、ということを話しました。

 今の子供たちにとってはスーパーに行けば、
 どの季節の野菜でも買え、食べられるのが「普通」です。
 当たり前にある物に対し、感謝の気持ちを抱け、というのはとても難しく、
 強制されることで反発したくなる子がいるのでは、と思ったのです。
 

 気持ちというものは自然と生まれるもので、
 自分で考え、気づくことで、
 初めて社会に対する感謝ができるようになるのではないでしょうか。
 



 
 とまぁ、感謝を強制することなく、感謝の気持ちへと導く事を意識した話ですが、
 もちろん学力の向上も意識していますよ!

 小学校高学年になると本格的に社会の授業が始まっています。
 いずれ習う「促成栽培」や「抑制栽培」という言葉を教えることなく予備知識として吸収させ、
 商品が届くまでの流通の話や、
 物の値段の算数に繋がる話、
 品種改良などの理科的な話、
 たくあん等の漬物の起源の話、
 旬の野菜と栄養価の家庭科方面の話まで。
 

 その日のご飯からでも色んな話ができると思います。
 ちょっと低学年向けの内容も含めておくと、この野菜はどこから旅をしてきたんだろう、
 とか冗談めかして話をしてみると面白いかもしれませんね。
 ぜひ使えるお話を使ってみてください。




 それではみなさん今日はこのへんで!
 明日は中学生向けの②に参りますー。
 おやすみなさい。




 宣伝
 このブログでは「こんな時どんな話したらいい!?」といった質問もお受けしています。
 こういう場だとどうしても抽象的な内容になってしまうので。
 参考の一つになればと思いますので、気軽にどうぞ!
 なお、ご質問の場合にはお子様の年齢と性別もよろしくお願いいたします!


 
 スポンサード リンク
 





人気ブログランキングへ

 
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

子供と話をしよう。高学年向け① [高学年への話]

 こんばんは、トリです!
 今日は外出してますので書き溜めた文章で。
 出かけると新しい発見があったりしますよね!
 そこからまた新しい話を子供にしてあげられるので毎日がネタ探しです。



 さて、今日は小学校高学年向けの話①です。
 

 小学校の高学年になってくると脳の総量が増加し大人に近づき始めます。
 これくらいの子供は大人顔負けの発言をし始めるので、なかなか生意気になってきますね!
 それはつまり思考力と吸収量の成長を表すので、
 私はこれくらいの時期から自分で考えさせ、決断させ、
 行動させる機会を増やすようにしています。
 結果失敗することもあるでしょうが、
 大きな失敗と同じ失敗でなければ、いくらでも失敗すればいいと思っています。
 
 ただ、行動の前には見立てを立てさせることと、
 成功や失敗の後には振り返りをさせることを意識しています。
 それを行うことで、子供を一歩ずつ大人へと成長させていくのです。

 とはいえ、まだまだ小さな子供。
 お父さんお母さん、保護者から私も心配になることは山のようにあります。
 小学校高学年の子であれば、
 大人が見ている、ということを自覚できるくらいの自由や冒険がいいのでしょうね。
 まぁそう思っていたところで見事思惑からはみ出そうとしれくれますが・・・
想定からはみ出すことも想定してどっしり構えましょう!
 


 
 それでは今日のお話を。
 高学年、また中学校を間近に控えた状態を活用したお話からです。
 内容を複雑にしないために私の言葉しか書いていませんが、
 基本的にはすべて対話を挟みながら話していました。


 「君たちはどんな人がカッコいい、または素敵だと思いますか?」

 優しい人、強い人、綺麗な人、具体的には芸能人やスポーツ選手、先輩など・・・・
 ここでも幅広い答えが返ってきますね。

 「今そこで答えてくれた、頭の中に思い浮かべた人が、
 実はあなたたちがそうなりたい、と思っている姿です。
 憧れる姿になれるかもしれないし、なれないかもしれない。それは君たちしだい。
 どうしたら自分が求める姿になれると思うか考えて、試してみてね」



 この話では子供が自分で自分を成長させるきっかけを作るための話です。
 身近なものや好きなものを例えることで親近感を与え、
 自分の意思で行動を起こさせることで主体性を、
 成功をすることで達成感をを、
 失敗することで経験と反省を、
 考えることで思考力をと言った様に、
 どこに転んでも成長に繋げることを意識しました。

 この話を聞いた後、子供が目標に伴った行動をするかどうか見てあげてください。
 そこで日々の行動を変えようとするなら、もうあなたのお子様の心は一人前です。
 そこまでの尽力された保護者の皆様の努力を尊敬させてください。
 ただ、大半の子が一週間満たないうちに怠けるかと思いますので、
 自分を育てようとした姿は認めてあげて、
 「それはあなたが望む姿になれる行動かなー?」
 と聞いてあげるとわりと大人しくなると思います!
 

 生意気盛りの子供に先手を打ってあげましょう!



 今日は節目節目でお話したい内容でした!
 次回は子供と話をしよう。中学生向け①になります。
 
 



 宣伝
 このブログでは「こんな時どんな話したらいい!?」といった質問もお受けしています。
 こういう場だとどうしても抽象的な内容になってしまうので。
 参考の一つになればと思いますので、気軽にどうぞ!
 なお、ご質問の場合にはお子様の年齢と性別もよろしくお願いいたします!


 
 スポンサード リンク
 





人気ブログランキングへ


高学年への話 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。