子供を変えたいと思うなら [教育]
こんばんは、トリです。
子供って急激に変化しますよね・・・
もちろん、1日や2日で変わるわけではないですけど、
半年前を振り返ってみると本当に成長してるなぁ・・・
と思うことはかなり頻繁にあります。
特に運動面に関しては成長が顕著で、つい最近のことですが、
いつこんなに野球ができるようになったんだと思いました。
できなかったことができるようになっていたり、
何かしらのきっかけで考え方が変化していたり・・・
こちらも見ていて嬉しくなりますね!
さて、今日は「教育者の心構え」から、
私が塾講師時代に上司からいただいた言葉の紹介です。
たまーに冷たい人でしたけど、部下の前でどっしりと構え、
子供たち共々しっかりと牽引していく姿は尊敬できるものでした。
合理的に判断する方なのでやっぱりたまに冷たく感じる人でしたけど。
あ、決して嫌いだったわけではないですからね!
そんな上司からいただいた言葉なのですが、
「子供を変えたいと思うのなら、まずあなたが変わりなさい。
その方が確実で早いから」
というものでした。
先に少し悪い受け止め方をすると、
相手に対し期待をしていないようにもとれる言葉です。
ですが、その言葉をかけられた時の私は、
子供に期待をかけるばかりに目が行っていて・・・
うまくいかないことを子供のせいにしたことも、何度もあったように感じます。
今振り返ってみるとなかなか恥ずかしいことですが、
自分が子供を上手に導くための知識や手法を磨こうとしていなかったようにも。
だからその言葉を聞いて、すごく納得できたんですよね。
そして考えるようになりました。
どうやったら子供が自ら勉強をするようになるかな、
効果的に、楽しく吸収することができるかなと。
そうやって色々考えてみた結果、
前の記事で話したように、子供とたくさん話して、
日常会話すらも良い勉強になるようにしていくことができたわけですね。
「子供を変えるために、自分を変える」ということは、
先述のように子供に期待をかけないことでもあります。
けれど、子供がやらないことを子供のせいにせず、
自分に矢印を向けることで
子供たちが生き生きと勉強するようになったのも事実です。
うまくいかない時に常に改善をかけようとする大人の姿勢を見せることも、
きっと子供にいい影響を与えたんでしょうね。
遠回りをしているようで、一番早い方法だったな、とも思います。
この姿勢は常に持ち続けて子供と接していきます。
ここをご覧の皆さんも、「子供にここをなんとかしてもらいたい!」と思うことも
多々あるかと思います。
直してもらいたいことを、いつもどんな風に子供に伝えていますか?
その時、ちょっと伝え方を変えてみたり、
伝えるタイミングを変えてみたりするだけでも違う結果が出るかもしれませんね。
子供を育てる側の手法がたくさんあることで、
皆さんにも余裕ができると思います。
ぜひ1回挑戦してみてくださいね!
それでは今日はこのへんで。
皆さんおやすみなさい!
にほんブログ村
スポンサード リンク
タグ:教育者の心構え
「相手を変えようと思わず、自分が変わりなさい」
わたしも、いまの職場の上司から言われた言葉です。
実はこうするほうが簡単だったりしますよね。
わたしは家庭でもこの言葉を常に頭において行動するようにしています。
さて、今日はちょっとトリさまにご相談が…
いま小4の子を教えているのですが、「割り算の筆算」を絶対にしない子がいます。
筆算で問題が出ているのですが暗算で計算し、答えだけを書きます。
「筆算をしなさいっていう問題なんだから途中の計算を書いて」と言っても
「めんどくさい」「暗算のほうが早い」と、絶対にやりません。
「筆算で計算しないと間違うリスクが高くなるよ」「途中の計算を書かなかったら正解にしないよ」とか言うのですがダメなんです…
どうしたらいいでしょうか?
by ミケシマ (2015-06-24 01:18)
ミケシマさんこんばんは!
すごいですね、ほぼ同じ事が受け継がれていってるんですね。
ちょっと嬉しくなりました・・・。
自分が変わろうとする背中を見せる事が
子供の教育に何よりも大事なことなんでしょうね。
小4の子、なかなか面白い子ですね。
暗算だけで割り算が解けるのだとしたら、かなりできる子だと思います!
賢い子には賢い子なりのプライドがあるんでしょう。
参考になるかわかりませんが、私だったら・・・
まずはその子の実力を認めるところから話をします。
本当に賢い子は勉強の内容、先生の教え方、信頼できるかどうか・・・など色んな所を見ています。
ですが子供らしい一面もあるので、やっぱり褒められたら嬉しいんですよね。
だから暗算だけでできているのなら、「あなたは本当にすごい子だ」と伝えた上で、「だからこそ、そのこだわりで点数を捨てるのはもったいない」「それでいいのかい?」と話します。
相手を認めてあげることで、子供がこの先生の言う事を聞いてみようかな、と思ってもらう所からがスタートです。
それと、その子は筆算に対して必要性を感じていませんね。
その子の能力を認めてあげた上で、「じゃあこれはどうだ!」と筆算をしなければ解けないような、難易度の高い問題に挑ませてはどうでしょうか。
躓いてみて初めて、必要だと思ってくれたら万歳です。
これはあまり日本的ではない方法ですが・・・
大人でも解けないような問題も解けてしまうなら、それこそもっとレベルの高い事を学ばせてあげた方がその子の能力は伸びるでしょう。
できうる限りの話をしても自分の道を貫こうとするのならば、それはそれでいいとも思います。
お母様や他の先生方に、先にこうなりますと伝えた上で、あえて0点をあげ、「聞かれた事に対して正しく答えなかった結果」を学ばせてみるのも良いでしょう。
頑固すぎるのも逆に心配ですしね。
ただ、本番のテストで行うとさすがにダメージが大きいかもしれないので、宿題や小テストの段階から行うことをオススメします。
関係性がしっかり築けてきたら、
「できるというのなら筆算でも一位を取りなさい」と挑発してみるのも効果が出るかもしれませんし、
「めんどくさくてもやらなければいけない事がある」というのを具体的な例を交えて話してあげてもいいかもしれませんね。
私もつい最近、小4の男の子にそんな話をしました。
ぱっと思いつく限りはこんな感じです。
手法としてはいくつかありますが、
やはり一番最初は「この先生の言う事を聞いてみよう」と思える関係作りからだと思います。
頑張ってくださいね!
by トリ (2015-06-24 22:57)