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小説の解き方② [国語]

 こんばんは、トリです。
 先日うちの犬の記事に対してコメントをいただいた方、本当にありがとうございました。
 
 気持ちはすっかり落ち着いていますが、
 家に帰って部屋を見ると、いないんだなぁ・・・としんみりしています。
 胸に穴が開いたような、心や生活に隙間があるような、そんな感覚で・・・
 喪失感ってきっとこういうことを言うんでしょうね。
 慣れるまでに時間がかかりそうです。
 




 さて、今日は前の記事の続き、「小説の解き方②」です。

 前回の記事では、小説を解くために「人物と場面」を掴むことをご紹介しました。
 文章題の基礎は何よりも文章から読み取ることです。
 そのため、小学生のうちはしっかりここを抑えておかないと、
 どこが答えに繋がるのかわからなくなってしまいます。
 
 そうなるともう大変、答えの理由がわからずに、
 「文章題意味わかんない!」
 となります。
 
 そうなる前にしっかりどこを掴むのか訓練しましょう!
 


 人物や場面の整理ができるようになったら、
 「心情」を掴みます。
 この心情が小説の肝となる部分ですね。

 小、中学生のテストでは、
 大体が場面か、心情が聞かれる問題が出題されます。
 高校生や大学入試でも心情を元にした問題や、
 筆者の意図を掴む問題がほとんどです。



 そんな心情をつかむためには、まず
 「うれしい」「かなしい」「楽しい」などの、
 心の気持ちを表す形容詞をしいかりおさえます。

 まずここから苦手だと言うのであれば、
 日常生活から気持ちを表す言葉を使ったり、
 子供がたくさん喋ってくれるうちに気持ちを聞いたりしていきましょう。

 
 基本的な言葉をしっかりと捉えられるようになったら、
 登場人物の行動や表情に着目します。

 わかりやすい所で言えば「笑った」とか「泣いた」とかでしょうか。
 人の気持ちを表す行動は動詞になるので、
 動きを表す言葉を掴ませてあげてください。

 
 最後に意味ありげな周りの情景を掴むことです。
 これが一番難しいので、最終目標だと思ってよいでしょう。
 
 くどいようですが、小説は筆者が作った文章です。
 周りの風景や動物、植物の1つでも
 筆者の意図を表現したものだと考えることが出来ます。
 
 1つ例をあげますね。
 
 テストが終わった日の帰り道は、雲ひとつない青空だった。

 こんな風に書かれたら、登場人物はどんな気持ちだと考えますか?
 大体は「すっきりした気持ち」とか「すがすがしい気持ち」が正解でしょうね。

 情景から心情を読み取る作業は簡単なものから
 かなり読み取り辛いものまで幅広いので・・・
 文章題が苦手な子はたくさん挑んで、
 こんなのがあるんだ、と学んでいくことが一番の成長になります。
 
 数学や英語と同じように、実は国語の文章題も積み重ねです!
 しっかりポイントをおさえて、
 文章から大事な部分を読み取れるようにしてあげてくださいね。



 それでは今日はこのへんで。
 みなさんおやすみなさい!



 
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U3

 このコメントはトリさんの記事に触発されて書いたコメントでありわたしの私見を述べたものです。
 従ってトリさんの書いた記事を非難している訳ではない事をご了解下さい。
 
 小説の読み取り方はというか文章の理解を深めるために一番大事なのは答えを出す事ではなくてまずは本を好きになる事だとわたしは思います。本を好きな子を育てる事が大事だと思います。
 多くの本を読み言葉の意味を自分で調べ読み進むうちに一つ一つの本が何を訴えているかがある日突然分かる様になります。
 テストなどの点数の取りかたを教えるのは本当の教育ではないでしょう。まずはその事を好きになりそれを深める努力を本人の意思でさせる。それが大事です。
 これは国語だけでなく英語や算数や理科でも社会でも大事な事です。親が自分の子に為すべき事は答えの解き方を教える事ではなくて好きなものをまずは自分で見つけさせてそれを伸ばして行く様に心を配る事だと思います。何故そうなるのかを自分で考えさせ自分の力で答えを出させる。しれが人生でも生きてくるのだと思います。
 学校の点数ばかり良くても将来人の役に達人間に育つとは限りません。むしろ弊害の方が多いと思います。

by U3 (2015-09-14 19:11) 

ミケシマ

ワンちゃんの記事も読ませていただきました。
家族が亡くなるというのは、自分の一部がもぎとられるような
とっても辛い出来事ですよね。
命というものには必ず終わりが来ますし、生まれ落ちたときからその永遠の別れというものはついてまわっているものなのですが…
普段は、そんなことは考えずに生きていますものね。
この幸せが、あなたとの繋がりがずっと続くように思って生活しています。
まだ辛いときだと思いますが、思い出に浸って涙するのもいいと思います。
少しでも早く、笑ってご家族でお話ができるときが来るといいですね。
by ミケシマ (2015-09-15 19:48) 

トリ

>U3さん
こんばんは、熟読していただいた上にコメントありがとうございます!
私もU3さんと同じように、点数だけを取ることは良しとしていませんよ。
学問はその子供の人生の幅を広げ、豊かにさせるものだと考えていますし、他の記事では、「まず興味関心を育てることが大事だ」と書かせていただいています。

しかし、場合によっては点数を取ることも子供の教育に必要なことだと思っています。
小学校就学前なら本を好きにさせることもできますが・・・
例えば、中学年くらいになって既に国語や文章、本や字が嫌いになってしまっている子供の場合は、まず解き方を教え、点数を取ることで苦手意識を取り除いたり、自信をつけさせてあげたりすることも大事なのではないでしょうか。
解き方や読み取り方、大事な所をしっかり抑えていくことで、また新しい読み方ができるようになったり、案外面白いかも・・・と思って自分で読み出すきっかけとなることも、私はあると思っています。
塾の講師だったという過去の経験を踏まえて記事を書いているので、
どうしても座学からのアプローチに偏りがちではあるのですが・・・
授業前に、なぜ勉強するのか、といった話や、授業内容に沿った面白い話もするようにしていますよ。

ただ、この記事だけをみてしまうとどうしてもそういう風にも捉えられても仕方が無いなぁ、とコメントをいただいて感じました。
もう少し書き方に工夫を加えたほうが良さそうですね・・・
ご意見ありがとうございました、参考になります!


>ミケシマさん
コメントありがとうございます・・・
こういう出来事があると、当たり前にあるものを一番に大切にしなければならないと思いますよね・・・
ミケシマさんの考え方、とっても素敵です。
私も同じように、今ある繋がりをずっと続けられるように生活をしていきたいです。
本当にありがとうございます。

by トリ (2015-09-15 23:37) 

U3

 仰る通りかもしれませんね。
妻は公立高の英語の教師ですがわたしの様に短気では学校の先生は務まらないといっておりました。
「お気遣いご無用! なる気はないから」と答えました(笑)
 教師は大変な職業だと思います。情熱はいつまでも続きませんからね。
by U3 (2015-09-19 12:34) 

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